- 「何度勉強しても中国語を覚えられない」
- 「短期留学を充実したものにしたい。」
- 「なるべく早く中国語をマスターしたい。」
- 「中国語にかぎらず外国語を習得したいけどどう勉強したら良いか分からない。」
中国語にかぎらず外国語の習得というのは一般的には時間がかると思われています。
あなたも義務教育で3年間勉強してきた英語を勉強してきましたが、話せるようになりましたか?
「外国人に道を聞かれても、英語で説明することすらできない」
私はそんなタイプの人間です。
私の周りの友人も含めて英語を使いこなせている人は殆どいません。
今回は中国語習得の勉強法について解説していくのですが。
私は元々中国語を一言も話すことができませんでした。
今この記事を読んでいるあなたよりも、中国語への知識は浅かったことでしょう。
「ありがとう」
それすらも曖昧なレベルの状態からスタートし、
1ヶ月で中国語のみで生活できるレベルまでマスターしました。
その後も勉強を続け、半年で現地大学入学レベル、1年で中国語教師の道へと進むこととなりました
ご縁があり兵庫県の加古川市で中国語教室を開講し、18歳〜60歳の幅広い方々に指導させていただき、
お陰様で台湾に移住するまでの4年間で50人を超える中国語を学ばれたい生徒様にお越しいただきました。
現在私は中国語講師の仕事と平行し、台湾企業と共に広告やマーケティング、プログラマーとしてWEB開発の仕事をさせていただいております。
特に私に才能があった訳ではなく、効率のいい勉強法を継続しておこなった事で、中国語を使って仕事ができるようになりました。
今回は中国語を覚えたい!なるべく効率よく中国語を学習したい!という方に向けて、
私がたった1ヶ月で生活で中国語をマスターした勉強法を余すところなく公開します。
少し長いかもしれませんが、ブックマークして、暇な時や悩んだ時に読み返してもらえると幸いです。
中国語の日本人にしかできない勉強法
日本人にとって、中国語はとても習得しやすい言語の一つです。
漢字があるおかげで、日本人は多くの中国語を学ぶ前から理解することができます。
他の外国人よりも大きなアドバンテージをもった状態でのスタートです。
日本人にしかできない勉強法を実践することで、1ヶ月での習得を目指すことができるんです。
第一段階は日本語から中国語を理解する。
私は中国語講座で、まず「日本語で中国語を理解させる」という事を意識しています。
あなたもこのような悩みはありませんか?
- 「どうして、この中国語が日本語のこういう意味になるか理解できない」
- 「文法も単語も分かるけど、言い回しがどうしてこうなるか分からない」
- 「理解できない→難しい→覚えれる気がしない。」
そんな悪循環にあなたもハマったことが有るはずです。
中国語にしかない表現や文法が出てくると、突然理解できなくなります。
そこで私は日本語で理解してもらう事を意識しています。
幸いにも中国語と日本語には同じ意味の漢字が沢山あります。
文法もとても日本語的です。
中国人講師の方や、大学教授の方などはSVO文型などの兼ね合いから、同意される方は少ないかもしれません。
ですが、日本語と全く同じ考え方ができる文法や表現が沢山あるのも事実です。
中国語を学習するのであれば、まずは日本語で中国語をしっかりと理解する所から始めるのが最適です。
最終的には中国語で中国語を理解する段階が必要になるのですが。
現段階では気にしなくても大丈夫です。
「勉強」を楽しめる環境作りにお金を書ける。
「聞き流すだけで中国語が習得できる!」
「誰でもはなせる中国語!」
あなたも甘い言葉にまんまと引っかかってしまっていませんか?
中国語を勉強し始めたばかりのころは
「とにかく楽して中国語を話せるようになりたい!」
私自身そう思っていました。
今では努力しなければ身につかない事が身にしみて実感しています。
教材自体、いい値段がするものばかりです。
私は、そこにお金をかけるよりも、DVDや漫画といった勉強もできる娯楽にお金を費やすべきだと考えています。
中国語教師をやってる私ですら教科書はおもしろくない。
中国語をこれから学ぼうとしている方にとっては、もっと面白くないと感じるはずです。
教科書を何冊も何冊も買う必要は全くありません!
使える教材を1冊やり込む事で、中国語のスキルはあなたが思っている以上に上昇します。
次の章から、詳しい勉強法を説明していきます。
たった1ヶ月で中国語をマスターした勉強過程
中国語の基礎文法を叩き込む
中国語の文法は英語などと比べてもとっても簡単です。
世界的に見ても、日本語の文法は複雑で、日本語教師をやってる私ですら、理解が難しい文法が沢山あります。
あなたは、そんな複雑な日本語の文法を使いこなせているんです!
中国語の簡単な文法なんてあっという間に覚えれることでしょう。
「中国語に文法はない」
と多くのネイティブが口を揃えて言います。
それほど自由な文法が許されている証拠でもあります。
とはいっても、基礎の文法は必ず学ばなければ行けません。
そこで私は、以下で紹介している教科書を徹底的にやりこみました。
おすすめ教科書

特に72パターンでこんなに話せる中国語会話はかなり秀逸。
中国語初心者の方はもちろん、中級者くらいの方がみても満足いく文法書となっています。
台湾の中国語(台湾華語)を学ばれたい方には、視聽華語がおすすめです。
英語での解説しかのっていませんが、文法を丁寧に解説してくれているため、中国語学習においてこれ以上無い教科書だと思っています。
もしどうしても日本語の解説がほしい!という場合は漢語大師が日本語解説版が売られています。
ただ、少しステップアップするペースが早いため、初学者にとっては視聽華語よりは少し難易度が高いかなという印象です。
とはいえ、1冊目で学ぶ内容としては視聽華語も漢語大師も大差が無いため、どちらを選んでも学べることに大きな違いはありません。
文法勉強法
私は上記で紹介した2冊を、はじめの1ヶ月目に、何周も何週もやりこむことで中国語の基礎文法を徹底的に覚えました。
ノートに中国語の文法を全部写し、必要な文法/単語、いらない文法/単語を整理しました。
どうしてこの2つに分けたかというと。
「自分が使うことのない中国語の文法は覚える必要がない」
そう心に決めて覚えない事にしたからです。
必要な文法の定義
「中国語は文法が簡単。少ない。」
そうはいっても沢山あるのが中国語です。
その中から必要な文法だけを選択肢、重点的に覚えていくことが、中国語マスターへの近道です。
必要な文法というのは
「自分にとって使い勝手の良い文法」
と私の中で定義しています。
中国語はあくまでもコミュニケーションのためのツールです。
自分が中国語で話をする時に、「使い勝手の良い文法」を重点的に覚えることにしました。
人それぞれ日本語の話し方が違うように、人それぞれ理解しやすい文法、使いやすい文法も異なります。
あなたにとって会話の中で取り入れやすい文法を中心に覚えていくことで、アウトプットする際にとてもスムーズに中国語を話すことが出来ます。
「どのように会話に取り入れたらいいか分からない。」
そんな文法は思い切って「いらない文法」に振り分けてしまいましょう。
いらない文法は理解だけしておく
ですが、いらない文法に関しても、ノートにしっかりとメモしたり、誰かに解説できるレベルまで理解はしています。
この「理解はしている」というのがとても重要なポイントです。
いらない文法を無視するのはいけません。
「自分は使えないけど、なんとなく理解することはできる」
最低限、この程度は理解しておく必要があります。
中国語ネイティブとの会話ではどんな文法が飛び出してくるかわかりません。
でも全部の文法を1つ1つ全力で覚えていたのでは、いつまでも中国語学習が前に進みません。
いらない文法は「思い出せる」程度でかまわないので、少しだけは勉強しておきましょう。
思い出せさえすれば、リスニングもリーディングもどちらも理解することができます。
でも無理してスピーキングやライティングで使う必要はありません。
あなたにとって使いやすい文法をメインに使えば問題ないからです。
いらない単語は思い切って覚えない
単語も文法と同じように、自分にとって必要のない単語は覚えなくて全く問題有りません。
必要になった時にGoogleなどで調べれば事足ります。
まずは日常会話で必要と思われる「優先順位の高い単語」を重点的に覚えていきましょう。
テープレコーダーとかICレコーダー、エンジニアのような、
日常会話であまり使わなさそうな単語は後回しにした方が効率的です。
基礎文法をやりこむことで得られる中国語の基礎
このようにして、効率的に自分に都合の良い中国語文法を徹底的に覚えていきました。
毎日8時間みっちりと文法だけ勉強していた時期もあるほどです。
「いらない文法」に振り分けた文法も、しっかりと解説することもできます。
それは先程も述べたとおり、思い出せるからです。
文法学習の際は、覚えないといけない文法かどうかを自分自身で見極めることが重要です。
中国語学習において単語の暗記は必須。
「文法が大切か、単語が大切か。」
そんな議論が度々なされますが、どちらも大切です。
単語は分からないと会話になりませんからね。
さて、私は単語の暗記に関しては特に何もしていません。
フラッシュカードや単語暗記の為のアプリなどを多く活用したのですが、すぐに飽きてしまうからです。
覚える必要のない単語を延々と眺め続けるのは苦痛でしかありません。
「そんな苦行をするくらいなら中国語なんて覚えたくもない」
そう思ったほどでした。
特に単語暗記のための勉強時間を取らなくても、1年で5000語以上の語彙力がつきました。
今では1万近い語彙力があります。
それだけの語彙力をどのようにして勉強せずにつけたのかを説明していきます。
圧倒的早さで覚えられる単語の覚え方
教科書や覚えたい単語をリストアップします。
- 中国語
- ピンイン
- 意味
この三点をノートなどにリストアップしていきます。
意味は必ず辞書などで調べるなり、教科書に書いている意味を移すなりしましょう。
リストアップすることで、自分が今覚えたい単語を理解することができます。
昔小学校の頃やったような、単語を10回20回書く必要はありません。
無駄です。
それよりも以下で紹介する方法を試してみてください。
例文を自分で作る。
リストアップした単語を使い例文を作ります。
自分で作れる範囲の例文で全く問題ありません。
- 覚えている文法
- 覚えたい単語
この2つを組み合わせて例文を1つ、2つ作っていくと良いでしょう。
例文の内容は、実際に使いそうな例文を考えるのがベストです。
思いつかなければ使いそうな例文を探してくるのもいいでしょう。
ですが、ここで気をつけて欲しいのポイントがあります。
「長文にしすぎない」
日記のような例文を書く必要はありません。
短い文章で構いません。
「短い文章を沢山、すらすらと思いつくようにする。」
というのがとても大切なんです。
長文を書く時も、長話をするときも。
実は短い文章が沢山集まって、一つの文章として成り立っています。
あなたが日本語で会話する時も、何も考えずにどんどんと会話を繋いでいきますよね?
それと同じことを中国語でもするために、まずは短い文章をスラスラと言えるようにする必要があります。
その練習もかねて、短い文章をどんどんと書いていきます。
とはいってもはじめのうちは難しいでしょうから、1つ2つでも構いません。
ちなみに私は全て「我愛你」に絡めて覚えていました。
雖然你不愛我,但是我愛妳
謝謝,讓我愛上你
你不愛我也沒關係,我愛你就好。
といったように、全部我愛妳を絡めた例文を書きまくっていました。
今思うと恥ずかしすぎますね。
アウトプットする
最後に作った例文をアウトプットします。
授業を受けていたり、中国語が話せる友人がいればベストなんですが、いない場合どうするか。
「鏡に向かって独り言」
これがベストです。
騙されたと思ってやってみてください。
一人芝居でも構いませんし、とにかく声に出して誰かに話しかけるようにアウトプットしてみてください。
たった1回2回声に出すだけで単語や文法を一瞬で覚えれてしまいます。
声に出すことで、自分の耳にも入り、記憶が定着されます。
しっかりと覚えれるまで、何日も繰り返すのがいいでしょう。
自分で作った例文を自分で発言するのは想像以上に早く覚えることができます。
アウトプットの練習をしておけば、会話の中でもスムーズに使うことが出来ます。
騙されたと思ってやってみてくださいね。
単語の暗記に最適(らしい)アプリ
i-know
参考 i-knowi-know単語学習でとても有名なアプリのi-know。
繁体字にも対応しているため、一度ダウンロードしてつかってみたのですが、すぐに飽きてしまいました。
やっぱり生活で使うかどうか分からない単語はやってても楽しくないですね。
でも、テスト対策とか、そういった場面ではガンガン使えそうなので学生さんにはおすすめです。
pleco
参考 plecopleco辞書としてもフラッシュカードとしても使えるアプリです。
留学生の間では定番のアプリとなっており、繁体字にも対応しているためとても重宝します。
でも、英語なので日本人にとってはちょっと使いにくいかも?
英語読める人には最適です。
中国語の発音勉強法
私の中国語講座では、発音の気にしなくていいと教えています。
発音を気にしなくていい理由は下記でも述べています。
手前味噌にはなりますが、指導させていただいた生徒さんは皆さん発音がとても良いんです。
日本人の発音が悪い理由は2つあります。
- 中国語指導者が日本人にあった発音方法を教えられていない
- 発音を諦めてしまっている。
私は「明らかに通じない」発音に関しては、簡単に発音できるように導いていきます。
「発音が合っているか合ってないか分からない」
という悩みは中国語学習者であれば誰でも感じます。
「発音が正しい」と自分自身で判断できるようになるにはとても時間がかかります。
ですが、その「正しい発音」が果たして「正しいのでしょうか?」
中国語の発音というのは地域によって様々ですし、今では世界中に中国語話者がいます。
- 日本の中国語
- 韓国の中国語
- アメリカの中国語
当然それぞれ発音が異なります。
その全てが「正しい発音」です。
中国語の発音ばかりに気を取られてしまい、学習が進まないのは勿体無い。
発音は気にしなくても、話せるようになります。
その理由は「四声」があるからです。
まずは四声を重点的に覚える。
四声はアクセントです。
日本人でも全く問題なく発音することが出来ます。
この四声をメインに判断して、何を話しているのかを理解しています。
発音によって意味が変わる単語もありますが、四声が合っていないと何も通じません。
逆に発音が間違っていても、四声が合っていれば高確率で理解してもらえます。
私自身、何度も四声を間違えて発音し、理解してもらえなかったという経験があります。
単語を覚える時なんかは、発音よりも四声をしっかりと意識して覚えるようにしていきましょう。
発音は話せるようになってから矯正しても遅くない。
日本人にとって難しい捲舌(巻き舌音)も、コツを覚えればすぐに発音できるようになります。
ですが、そのコツが分かるようになるにはとても時間がかかります。
「発音につまずいて先に進めない」
あなたもそのうちの一人ではありませんか?
発音が最悪でも中国語だけで生活をしている人は沢山います。
もしあなたが発音も完璧にしたいのであれば、中国語が話せるようになってからの発音矯正でも遅くはありません。
私ははじめの1ヶ月は発音を全く気にしませんでした。
日本人の発音で全く問題ないと思っていたからです。
そのため、
「日本人の中国語だね」
とずっと言われていましたが。
中国語だけで生活をするようになってからは、自分で発音矯正を行い、今では初対面の台湾人・中国人に
「本当に日本人?」
と驚かれるほど発音は良くなりました。
実体験から私は発音はいつでも直せる。と考えています。
最速で中国語をマスターしたい方は、まずは発音よりも四声を意識して学習していきましょう。
シャドーイングをするだけ時間の無駄
CDのシャドーイングは多くの方が提唱する学習法です。
シャドーイングをしないやつはオカシイと言われるほどです。
ですが、私は教科書のCDを全て捨ててしまいましたし、シャドーイングなんて勉強法を一度もしたことがありません。
その理由は一つ
「シャドーイングって面白くない。」
たったこれだけの理由でシャドーイングをやることはありませんでした。
いつ使うかも分からない例文を声に出して読み続けるって馬鹿らしくてやってられません。
正直時間の無駄です。
そんな事に時間を使うのであれば、誰かとお喋りするほうが自分にとってはプラスだと思います。
私は、勉強としてのシャドーイングは全くせずに、中国語ネイティブと喋る時間をとにかく確保することに力をいれました。
ネイティブと会話をする中で、発音のマネをしたり言い回しをマネてみることで、結果的にシャドーイングと同じ事を行っていきました。
そうすることで、0から中国語の勉強を始めた、2週間後にはネイティブとカフェでお喋りできる程度の中国語が習得できていました。
しかしながら、勉強法としてはシャドーイングはとても有効な手段なので、楽しく継続できそうであればやったほうが良いです。
中国語をリーディング勉強法
日本人は世界的に見ても、リーディングが得意な人種です。
英語もそうですし、中国語もそうです。
「読めるけど話せない。」
なんて人も少なくないでしょう。
中国語においてリーディング学習は、日本人にとってとても簡単です。
簡単なネット記事や、通販サイトくらいはすぐに読めるようになるでしょう。
中国語のリーディング力をいかにして上げていったかも公開していきます。
中国語翻訳の漫画を読みまくる
台湾や中国でも、日本の漫画は大人気です。
中国語訳された漫画が沢山売られています。
その中でも中国語学習に最適なのが
「恋愛漫画」
内容がとても日常的なことや、使われる単語が難しくないのが特徴です。
また、漫画のいいところは以下の3点
- 読んでいて楽しい
- 日本語訳がすぐに手に入る。
- 種類が豊富
「日本語のあの言い回しって中国語でなんていうんだろう?」
というのが、漫画だと直ぐに確認することができます。
中国語の現地の人向けの小説などだと、日本語訳が無いため、どうしても意味が分からないとそのままになってしまいがちです。
漫画であれば、すぐに本屋さんで原作を買ったりすることができます。
中国語版の漫画も今ではネットで安く買えるため、好きなマンガを買って勉強してみてはいかがでしょうか。
ちなみに私は「のだめカンタービレ」とか「よつばと!」とか読んでました。
子供向けの絵本を沢山読み漁る
中国や台湾の子供向けの絵本などを読むのもおすすめです。
「子供向けなんて簡単すぎるんじゃないか」
と侮ってはいけません。
中国語ネイティブの子供の中国語力よりも、あなたの中国語の方が低いこと可能性は十分にあります。
2年ほど中国留学した留学生の中国語力が「ネイティブの中学1年生程度」の中国語力と言われています。
きっと半年、1年程度しか勉強されていない方は、小学生向けの小説も難しくて読めないでしょう。
まずは簡単な絵本をたくさん読むことで、リーディング力をつけていきましょう。
(絵本ですら難しいことも多々あります)
分からない単語は思い切って飛ばしてしまう。
多読をする上で、大切なのが
「分からない単語は思い切って飛ばしてしまう」
一つ一つの単語を辞書ひいて読みすすめるよりも。
前後の単語や、文脈から意味を推察するのが大切です。
あなたも日本語の小説なんかを読む時もそのようにして読んでいるはずです。
中国語を読む上でも同じようなことが行えるように「分からない単語は飛ばす」癖をつけましょう。
小説や絵本を読む際、半分も理解できない文章はあなたのレベルに合っていません。読む本を変えましょう
中国語のリスニング力を爆速で上げる方法
リーディングの次はリスニング力の強化方法です。
中国語で一番苦しんだのが「リスニング」です。
読めるようにも話せるようにも1ヶ月ですぐになったのですが、「リスニング」だけは難航しました。
その理由は
- スピードが早い
- 発音の違いに惑わされる
- 日本語への変換が追いつかない。
- そもそも単語力が足りない
といった多くの問題を抱えていました。
最後の単語力が足りないというのは、「教科書に載ってない単語力」が足りないと言ったほうが適切かもしれません。
スラングとよばれるものですね。
こればっかりは、会話の中で覚えていくしかありません。
スピードの早さに関しても正直慣れるしか無い。
無理矢理どうこう出来る訳でもないので、何度も何度もリスニング力をつけるために聞き続けるしかありません。
じゃあ、やっぱりシャドーイングやったほうが良いんじゃないの?って思われる方もいるかもしれません。
でもやっぱりつまらない。
楽しく中国語を学ぶ為にも、以下のような方法でリスニング力を鍛えてみてはいかがでしょうか。
中国語の映画を見まくる

中国語学習2週間が経過した頃、台湾映画をとにかくみるようになりました。
初めはスピードが早くて、理解するのが大変でしたが、何度も繰り返してみるうちに聞き取れるようになっていきました。
何度も繰り返してみるというのがとても大切です。
一度目では分からなかった意味も、会話の流れや、分からない単語を調べたりする中でドンドンと中国語への理解度が高まります。
生きた中国語の使い方を学ぶこともできるため、気に入ったフレーズなどはメモしておく癖もつけておきましょう。
実際私も多くの中国語を映画から学びました。
Youtubeで中国語を聞きまくる

台湾でもYoutuberは人気です。
台湾のYoutuberの動画はコメディ要素がつよく、見ていて笑えるものが沢山あります。
実際の台湾人が日常的に使っている口語ばかりが出て来るため、ハードルは高いですが、ネイティブのスピードになれるという意味でもとても役に立つリスニング教材です。
私が半年ほど中国語を勉強した頃から見始めて、リスニング力が一気に上昇しました。
中国語の歌をたくさん聞く

中国語学習を始めたばかりの頃、とにかく多くの中国語を耳から入れようと思い、多くのアーティストの曲を聴き漁りました。
中国語に耳を慣れさせるというのが目的ですので、歌詞の意味はわからなくても問題ありません。
でもやっぱり、好きな曲なんか出来てくると、自発的に意味を調べたりするので、自然と勉強にもなります。
リスニング力がこれによって鍛えられるかは分かりませんが、楽しく中国語を勉強するというのには最適でしょう。
結局はネイティブと会話するのが一番。
結局のところ、映画やYoutubeを見ていても、映像内の会話は自分には向けられていません。
その為、リスニング力がどれだけ上がっても、会話でのリスニング力には直結しません。
試験対策のためだけのリスニング力向上なら、Youtubeや映画などを沢山見るだけで大丈夫でしょう。
ですが、生活上でのリスニング力を向上させるためには、場数を踏むしかありません。
- 自分に向けられる中国語
- 生活で使う中国語
- 若者が使う今の中国語
生きた中国語を覚える為にも、ネイティブと会話するのが一番です。
中国人や台湾人の友人を沢山つくって、スピーキングもリスニングも一気に向上させましょう。
中国語を話せるようになるための下準備
中国語のスピーキングに関する勉強法を解説していきます。
1ヶ月でコミュニケーションを取れるようになるための最短の勉強法です。
とても簡単な勉強法ですので、すぐにでも取れ入れてくださいね。
正直、これを実践すれば中国語教室にいかなくても話せるようになります。
「生徒さんが全員辞めてしまうんじゃないかな。。。」
と少し不安になりますが、思い切って公開しちゃいます。
中国人・台湾人とチャットしまくる
まず、台湾人・中国人といった中国語ネイティブと沢山沢山会話をする機会を作りましょう。
幸いにも日本に居ながらにして、世界中の方とインターネットで繋がることができます。
私は中国語学習をスタートしてすぐに「中国人・台湾人のチャット友達を作り」を開始しました。
特に台湾では、日本語を勉強している方がとても多いので、言語交換の相手として最適です。
つたない中国語でも、優しく教えてくれます。
言語交換に最適なアプリは以下の記事で紹介しています。
台湾華語の勉強がはかどる言語交換アプリ&WEBサービス5選!
ネイティブのモノマネをする。
言語交換といっても、日本語ばかりで会話していてはいけません。
習ったばかりの中国語をどんどんと相手にぶつけて行きましょう!
中国語の正しい使い方を学ぶことができます。
間違った言い回しや、伝わらない言い回しをしてしまった時もすぐに指摘していただけます。
中国語学習に限らず、言語学習に於いて言語交換は最良の手段です。
言語交換の相手が見つかったら、ネイティブのモノマネをしまくってください。
- 中国語の発音
- 中国語の言い回し
- 返事の仕方。
多くの中国語ネイティブと言語交換をしていくと、同じフレーズを使いまわしているだけというのに気づくかと思います。
そのフレーズをモノマネしちゃいましょう。
教科書をただひたすらシャドーイングをするのは無駄ですが、言語交換相手のシャドーイングは別です。
生きた中国語、実際に生活で使われている中国語のフレーズをシャドーイングすることで、自分の中国語のフレーズとして使うこともできるようになります。
私もスピーキングの向上の為に、モノマネを沢山し続けてきました。
- 返事やあいづちをどのように打つのか。
- 文法をどのように活用しているのか
- この場面では、どのように返事をするのか
というのを沢山モノマネすることで覚えていき
「このフレーズをいうと、何て返してくれるだろう?」
そんな疑問が生まれたらすぐに、使ってみて、帰ってきた返事をメモしてモノマネしていきました。
実験と、解析と、実践を繰り返していくことで自身の中国語力の向上に繋がります。
沢山モノマネをして、どんどんと自分の中国語を向上させましょう。
ネイティブの中国語をメモする。
ネイティブのモノマネをする時に、ネイティブの中国語フレーズを片っ端からメモしていきましょう。
ネイティブが実際によく使う中国語フレーズが見つかってきます。
リストアップされた中国語フレーズは、教科書には載っていない本当の生きた中国語フレーズ集になります。
私も言語交換を初めてから、ネイティブのフレーズを沢山メモし、リストアップして気づいたのが。
みんな同じフレーズを使っているということでした。
集めたフレーズは全て生活で使える中国語フレーズばかりなので、本当に重宝します。
実際にネイティブが使っているフレーズをメモして使っているので、文法的な間違いや、伝わらないという事も起こりません。
また、種類別や会話別にメモを整理していくと
会話の流れのテンプレートが出来上がります。
それを活用するだけで、すらすらと会話ができてしまうんです。
私は500フレーズほどメモし、モノマネを繰り返すだけで、中国語が話せるようになりました。
自分だけの中国語会話フレーズリストを作ってみてくださいね。
中国語1行作文を徹底的にやりまくる。
ライティングとスピーキングは同時に向上させることができます。
私自身中国語のライティングを徹底的に勉強したことが、スピーキングの向上に繋がったと思っています。
ですが、長文を書く必要はありません。
それはスピーキングとは直結しない能力だからです。
1ヶ月で中国語を話せるようになるためのライティング勉強法として、1行作文を徹底的にやりこみましょう。
1行というところがポイントです。
Lineで会話をするのも、リアルで会話をする場合も、殆どが1行で完結できるからです。
「你吃飯了嗎?」ご飯食べた?
「還沒」まだ〜
「你想吃什麼?」何食べたい?
「都可以啊。你想吃什麼?」何でもいいよ。何食べたい?
「那我們吃拉麵怎麼樣?」じゃあラーメン食べにいくのとかどう?
「好啊。哪裡的拉麵?」良いよ。どこのラーメン?
といった、なんてことのない会話ですが、日本語でもこのような短いフレーズだけで会話するタイミングは多々あります。
中国語でも同じです。
このように、1行の作文をサクサク作れるようになると、中国語で言いたいことを簡潔にアウトプットすることができるようになります。
難しい言い回しやフレーズを使う必要は全くありません。
「自分の言いたいことを伝えられるかどうかです。」
その為に、私は短い文章をすぐにドンドンと作れるようになるために1行作文をやりつづけてきました。
自分への質問の答を100個用意しておく。
1行作文をただ闇雲に作るのは難しいと思います。
そこで、自分への質問を予め考えておき、答えを100個用意しておきましょう。
これはGoogleアメリカの副社長・村上憲朗さんの英語勉強法を読んだ時に感銘を受けて実践しました。
中国語でもこの勉強法は全て取り入れることができますし、私がやってきた勉強法とかぶる部分もとても多くありました。
その中でも、自分への質問や自分に関することの100個用意するというのはとても役に立ちました。
私は主に
- 趣味に関すること
- 中国語をどうして勉強し始めたか
- 日本のどこに住んでいるのか
- 日本の文化に関すること
- 台湾への自分の印象
などを中心に自分の意見や、自分への会話の流れを用意しておきました。
会話をふられた時に、用意しておいた中国語の答えを返すだけで会話が成立します。
フレーズは用意しておけば用意しておくほどよく。
どんどんと会話を繋いでいけるように、フレーズ集を用意しておきましょう。
アプリの活用で中国語習得スピードアップ
今は昔とは違い、インターネットが普及し、スマートフォンには中国語学習に最適なアプリも沢山あります。
本屋さんで中国語のテキストを買わなくても勉強もできるようになりました。
そんな便利なものを利用しない手はありません。
中国語のアウトプットはインターネットで積極的に行っていきましょう!
スカイプ講座
DMM英会話のように、中国語にもとても多くのスカイプ講座があります。
ネイティブととにかく沢山話すことができ、低価格で家にいて勉強することができます。
私も1年ほどスカイプ中国語講座を続けましたが、日本に居ながらにして中国語を話す環境を作ることができるためとても役に立ちました。
忙しくて教室に通う暇が無い方や、中国語だけの授業を家で受けてみたいという人には最適ではないでしょうか。
スカイプレッスンスタートしました!
生徒数20名限定でプライベートレッスンを開始しました。
日本で唯一台湾人と日台ハーフの日本人による台湾式の中国語です。
今までに100名以上の生徒様に中国語を指導してきた、ノウハウで中国語学習をサポート致します。
中国語のスカイプレッスンを探されている方は是非一度、体験授業をお申し込みください。
※ただいま定員に達したため新規受付停止中です。
自分にあった講師を見つける事が大切
スカイプ講座を有効活用する一番のポイントは
「自分にあった講師を見つける事。」
ちょっとでもストレスに感じる先生がいたら、先生を変えるようにしましょう。
楽しく勉強することが中国語学習の継続にもなりますし、習得スピードの向上にも繋がります。
ここを妥協してしまうと、中国語がドンドン難しいと感じてしまいます。
壁にぶつかった時に挫折してしまう原因にもなりかねません。
自分にあった中国語教師を見つけることに時間をかけましょう。
録音しておく。
スカイプ講座を受ける際にかぎらず、授業を受ける時は録音をおすすめします。
講座が終わってから、暇な時などに授業を振り返ることができます。
そして、自分の発音と先生の発音との違いや、理解しきれなかった所の復習なども可能になります。
人間の記憶力はそこまで優秀ではありません。
1時間の授業中でもボーッとしてしまうこともあるでしょうし、先生の話を聞き逃すこともあるでしょう。
そういった時でも、録音だけでもしておけば、後から聞き返す事ができます。
しっかりと録音をとり、復讐する癖をつけておきましょう。
lang-8
参考 lang-8lang-8ネイティブと相互添削をすることで語学学習を行うことのできるサイトのLang-8
私自身も中国語学習をはじめた頃から何度も活用しています。
「このフレーズってあってるのかな?」
「作文を誰かに添削してもらいたい!」
なんてときに投稿しておけば、中国語のネイティブスピーカーが添削してくれます。
無料で利用することができますし、ユーザーも多い為中国語学習の良いパートナーになるでしょう。
ライティングの勉強に是非とも活用してみてください。
言語交換仲間を見つける
中国語学習に限らず、外国語の勉強には言語交換がとても有効です。
私も何度も何度も言語交換をしましたし、勉強会にも参加しました。
教師になった今でも続けています。
新しい発見がその都度あるからです。
そして、なにより一緒に勉強する仲間ができるのはモチベーションの向上にも繋がります。
あなたも是非とも言語交換の相手を見つけてみてください。
HelloTalk
参考 HelloTalkHelloTalkスマホアプリのHelloTalk。
中国の会社がリリースしているアプリだけあり、中国のユーザーがとにかく多いです。
中国語学習者にはこれ以上ない環境といえるでしょう。
多くの中国語ネイティブと言語交換を積極的に行うことができます。
アプリには
- 翻訳機能
- フレーズの保存機能
- 文法の訂正機能
- ピンインの表示機能
といった言語学習に必要な機能が沢山そろっています。
気の合う友達つくり、言語交換仲間を作ってみましょう。
Tandem
参考 TandemTandemこちらもHelloTalkと同じコンセプトのアプリです。
どちらかというと英語圏の方が多い印象ですが、それでも言語交換相手を見つけるにはとても最適なアプリです。
個人的にHelloTalkよりも見た目がおしゃれなので使っていて楽しいです。
J&T
参考 J&TJ&T日本と台湾をつなぐサイトJ&T。
こちらのサイトで言語交換相手を募集することができます。
アプリとは違い、メールでのやりとりになりますが、今でも活発に言語交換相手募集の記事が投稿されています。
台湾に限定されているため
- 台湾人の方と知り合いたい
- 台湾式の中国語を学びたい
- 日台交流会に参加したい。
といった目的の方には最適でしょう。
[blogcard url=”http://plus.commit-edu.net/?p=1036″]中国語学習を継続するための心構え
最後に、中国語学習を継続するための心構えを書いて終わりにしたいと思います。
私は1ヶ月でコミュニケーションレベルまでマスターしましたが、言語学習は奥が深く、講師をしている今でも満足いくレベルに達していません。
継続は力なり。です。
継続すれば必ず話せるようになりますし、継続すればドンドンと中国語を使って話せるフレーズが増えます。
あなたが途中で挫折してしまわないように、継続するための心構えを記していきます。
中国語学習が楽しいと思える環境作り
コミュニケーションツールである中国語をひとりぼっちで勉強してしまっていませんか?
言語学習は一人でやっていても面白くありません。
「周りに中国語勉強している人がいない」
「中国語ネイティブと知り合うきっかけがない」
私も初めはそう思い、言い訳にしていました。
ですが、ちょっと行動するだけですぐにネイティブの友人を作ることができます。
友達や中国語を話す機会が出来ればできるほど
「中国語勉強するのってなんて楽しいんだ!」
と思えるようになってきます。
そうなったら中国語習得は間近です。
中国語の勉強会・交流会への参加。
日本でも台湾でも中国でも交流会や勉強会いたる所で開催されています。
友達もできるし、勉強もできます。
一人で勉強していてぶつかってしまった壁を乗り越える為のアドバイスも貰えます。
そういった中国語学習の仲間を見つける場に積極的に参加していきましょう。
時間を見つけて旅行に行こう
せっかく覚えた中国語を使わないのは勿体無い!
時間を見つけて台湾や中国に遊びに行って使ってみましょう。
初めは緊張するかもしれませんが、通じたときの喜びは計り知れません。
旅行に出かけて実践で自分の中国語をドンドン試してみましょう。
そこでまた新しい課題が必ず生まれます。
それは日本に帰ってから改善していけばいいでしょう。
私自身何度も何度も失敗をして話せるようになりました。
失敗を恐れずに失敗を積極的にしていき中国語をマスターしていきましょう。
検定試験を受けるのもモチベーションキープに最適。
中国語学習が半年、1年と進むと
「自分が今どれくらいのレベルなのかわからない」
「中国語が成長している気がしない」
スランプに似たような壁にぶつかることがあります。
そういった時に検定試験なんかを受けるのも一つの手です。
私も中国語を勉強し始めて半年の頃にTOCFLという台湾の中国語検定を受験しました。
その時にTOCFL高階級(HSK6級相当)に合格しました。
自分のレベルや語彙力のそこでやっと分かり、次の目標が明確になりました。
壁にぶつかったり、停滞してるなと感じたら、思い切って検定試験などのテストを受けてみましょう。
さいごに
長くなりましたが、私が1ヶ月で中国語をマスターした時の勉強法です。
1ヶ月で詰め込んで勉強することで一気に覚える事ができますが、それはスタートダッシュでしかありません。
中国語学習は一生をかける、生涯学習となるでしょう。
中国語を話すのが楽しいと思えるようになるためのきっかけとして、この勉強法を実践してみてくださいね。