中国語教師のマンノです。
普段基本的には台湾の語学学校で採用されている視聽華語を使って授業を進めます。
どの教科書にもありがちなのが、
「実際は使わない」っていう単語が多くあります。
知識として覚えておかなければいけない単語も当然あるのですが、
もはや死語となってしまった、古い言い方も教科書には出てきます。
そういった単語は「覚えなくて良いですよ」とはっきりと伝えています。
使わない単語は後回しにしたほうが、断然効率的だからです。
中国語学習で一番初めに覚える「挨拶」ですが、色々な言い回しがあったりしますが、
実際に現地でよく使われている挨拶ってなんだろう?
本当にこれって通じるの?
と疑問に思われたことはありませんか?
今回はそんな方にむけて、台湾でよく使われている挨拶の単語、フレーズをご紹介していきます。
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あいさつに関して
さて、中国語学習では、まずは挨拶から学んでいきます。
你好 Nǐ hǎo:こんにちは
謝謝 Xièxiè:ありがとう
中国語を学ばれた事ない方でもご存知の方も多いことでしょう。
この2つは本当によく使われます。
その他にも幾つか、日常的に使われる挨拶、
使われない挨拶も交えてご紹介していきます。
早安 Zǎo ān/早 zǎo/早上好 zǎoshang hǎo
意味:おはようございます
最後の早上好は台湾では使われません。
中国で一般的に使われています。
でも通じないってわけではないので使っても問題ないです。
そして、この3パターンの使い分けもなく、完全に意味も感覚も同じです。
晚安 wǎn ān
意味:おやすみなさい。
眠る前に使いましょう。
おやすみなさい。
晚上好 wǎnshàng hǎo
意味:こんばんは
日本語のこんばんはに当たる晚上好ですが、あまり日常的には使われず、
你好で挨拶を交わす事がほとんどです。
全く使わない事はないのですが、你好だけで正直問題ないです。
您好 nín hǎo
意味:こんにちは(とても丁寧な言い方)
目上の人に対しての、こんにちは。
とても丁寧な良い方ですので、覚えておきましょう。
對不起 duìbùqǐ /不好意思 bù hǎoyìsi
意味:すみません。/ごめんなさい。
ごめんなさい。という意味合いの単語です。
不好意思とニュアンスの違いが理解しにくいと感じる方も多いのですが。
對不起の方が重たいニュアンス。
不好意思の方が對不起よりも軽いニュアンスといった違いがあります。
不好意思は店員さんを読んだり擦る時に「すみません」と声がけする場面でも使うことができます。
実際どっちを使っても意味は一緒なので、
使いながらニュアンスの違いを徐々に感じていってください。
再見 Zàijiàn/拜拜 bàibài
意味:さようなら
日本語の「さようなら」と同じフレーズです。
教科書では再見を主に勉強しますが、台湾では日常的に英語のByebyeから来ている拜拜ということがとても多いです。
友達同士ですと、基本的には拜拜を使います。
再見は割と重たいニュアンスと考えるかたも少なくないからです。
中国語ではあまり使わない挨拶
ただいま
おかえりなさい
行ってきます
いただきます
いってらっしゃい
ごちそうさま
上記に上げた単語は中国語では、そもそも言う文化がないため、存在しません。
ただいま→我回來了
おかえりなさい→你回來了
行ってきます→拜拜
いただきます→開動/吃飯
いってらっしゃい→路上小心
ごちそうさま→我吃飽了
みたいに訳したり置き換えたりはできますが、日本語とはニュアンスがそれぞれ少し異なります。
はじめのうちは慣れないかもしれませんが、文化が違うため、言わない文化にも慣れてみると良いかもしれませんね。
コミュニケーションは挨拶から
中国語に関わらず、コミュニケーションの始まりは挨拶から。
台湾で友達を作る際などにも、挨拶はとても大切ですので、是非覚えておきましょう。